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スミスのがむしゃらオンガク。「テクノとジャズ」(第十二章)

以下についても触れておこう。

私は「ジャズをプレイする」と表現するが、

「テクノをプレイする」とは言わない。そもそも、

こういったジャンル的な用語を「プレイする」と表現するのも

珍しいのかもしれない。

 

この表現の違いは、これらの用語の解釈の違いから来ているものである。

テクノは「どのように産み出されたか」を示唆する言葉と私は考えており、それに比べ、

ジャズは「どのように演奏しているか」を指す言葉と考える。つまり、ジャズに至っては

「動詞」なのである。これを踏まえると、

Waleedの「Se Rompen」や、スクエアプッシャーの「Ultravisitor」は、

完全に「テクノ」である。パソコンで作られた音楽

DTM」だからだ。

(「Ultravisitor」は、演奏を録音した音源に聴こえるかもしれないが、

これは勘違いである。このアルバムは「ライヴを模した音源」であり、

パソコンで緻密に作られた、まごうことなき「DTM」である。スクエアプッシャーもまた

「天才」である。)

 

そして、その表現方法(演奏方法と捉えることもできる)は、

「つまみを弄り続ける音」、ひいては

「流動的な音」 「インプロヴィゼーションされた音」

 

まとめると、

スクエアプッシャーの「Ultravisitor」と、Waleedの「Se rompen」、これらは、

「テクノの技法」で産み出された

「ジャズ的な奏法をする音源」なのだ。

 

テクノでジャズは可能なのである!(二回目)

 

、、、続く。

 

 
 
 

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