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スミスのがむしゃらオンガク。「テクノとジャズ」(第十一章)

更新日:9月1日

ジャズの本質は「インプロヴィゼーション」

つまり「アドリブ」だ。

敢えて私は、それをジャズに結びつける一番太い糸にはしなかった。

それはなぜか。

「テクノでもジャズが可能だ」と信じるからだ。

 

音楽を聴く術に問題はあるように思う。

ライブハウスに赴き、生でテクノを感じるのなら問題はない。

その時、その場のDJは、ほぼ確実に

「インプロヴィゼーション」を行っているだろう。

(アドリブでつまみを弄っている)

 

しかし、私のような陰気臭い輩は、「CD音源」に頼って聴く他、術がない。

これではテクノなどの音源で「インプロヴィゼーション」を感じることができない。

 

私は、スクエアプッシャーの「Ultravisitor」に可能性を見た。

このアルバムは、もともと「疑似ライヴ(※1)」をテーマに作られた。

トーマス・ジェンキンソン(※2)本人がそう語っている。

つまり、「インプロヴィゼーションし尽くされた音」で構築されたCD音源だ。

※1 ライヴの臨場感を打ち込みで表現した

※2 スクエアプッシャーの本名

 

さて、ここまでを簡潔にまとめよう。

 

スクエアプッシャーの「Ultravisitor」や、

Waleedの「Se Rompen」は、

「テクノ」でありながら「ジャズをプレイ」している。

なぜそう言えるか?

「つまみを弄り続けなければ出ない音」だからだ。

つまり、「流動的」であり「インプロヴィゼーションの賜物」なのだ。

 

テクノでジャズは可能なのである(!)

 

、、、続く。

 
 
 

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