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スミスのがむしゃらオンガク。「テクノとジャズ」(第十一章)

ジャズの本質は「インプロヴィゼーション」

つまり「アドリブ」だ。

あえて私は、それをジャズに結びつける一番太い糸にはしなかった。

それはなぜか。

「テクノでもジャズが可能」だと信じるからだ。

 

音楽を聴く術に問題はあるように思う。

ライブハウスに赴き、生でテクノを感じるのなら問題はない。

その時、その場のDJは、ほぼ確実に

「インプロヴィゼーション」を行っているだろう。

(アドリブでつまみを弄っている。)

 

しかし、私のような陰気臭い輩は、「CD音源」に頼って聴く他、術がない。

これではテクノなどの音源で「インプロヴィゼーション」を感じることができない。

 

私は、スクエアプッシャーの「Ultravisitor」に可能性を見た。

このアルバムは、もともと「疑似ライヴ(※1)」をテーマに作られた。

トーマス・ジェンキンソン(※2)本人がそう語っている。

つまり、「インプロヴィゼーションし尽くした音」で構築されたCD音源だ。

※1 ライヴの臨場感を打ち込みで表現した。

※2 スクエアプッシャーの本名。

 

さて、ここまでを簡潔にまとめよう。

 

スクエアプッシャーの「Ultravisitor」や、

Waleedの「Se Rompen」は、

「テクノ」でありながら「ジャズをプレイ」している。

なぜそう言えるか?

「つまみを弄り続けなければ出ない音」だからだ。

つまり、「流動的」であり「インプロヴィゼーションの賜物」なのだ。

 

テクノでジャズは可能なのである(!)

 

、、、続く。

 

 
 
 

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