スミスのがむしゃらオンガク。「テクノとジャズ」(第七章)
- 就労継続支援B型 トキヲコエテ
- 3月25日
- 読了時間: 2分
Osamu kubotaの「Presto」について。
Osamu Kubota / Presto
この曲は「beatmania IIDX 3rd Style」に収録されたPiano Ambient(ピアノ・アンビエント)と言うジャンルの曲である。
教会音楽のようなイントロから始まり、くぐもったドラムの上をきらびやかに飾る。
コード進行は悲し気な感じなのだが、この時ハッとさせられるのは
コードは進行の仕方や装飾音によって印象がガラッと変わることだ。
救いようのない、絶望を感じるコードでも、アレンジの仕様によって
こうも美しく聴こえるのか、という驚きがある。
そしてピアノが入るタイミングで、ドラムのフィルターが開くのだが、
ここで注目すべきポイントは、このドラムのリズム
ハンドクラップが入っていたり、ハイハットのパン(※1)が左右に振られていたりと、
結構、打ち込み(※2)っぽい。
※1 パンとは音がステレオのどの位置で鳴るかを設定する名称。
※2 打ち込みとは、要はパソコンで作った音の事。
そうして徐々に盛り上がっていき、ピアノがチャラチャラとやっている裏で、
ドラムが割と激しめに鳴っている。それこそ、
ファンクやブレイク・ビートに分類されるリズムだ。
この曲が私の「ジャズ・ヴァージン」を奪った。
この時から、音楽を聴くとき、私の中で
「この曲はジャズか、ジャズではないか」
というジャッジメントを下すことを繰り返すようになる。
「ジャズは難しい」という意識は私の中にはなかった。
スッと入り込み、腑に落ちた。
、、、続く。
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