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スミスのがむしゃらオンガク。「エレクトロニカ」(第八章)

まず、ハウス系エレクトロニカ「CG」における、五線譜的な解釈の特徴は、

「隙間的空間音楽(すきまてきくうかんおんがく)」である。または、

「休符的空間音楽(きゅうふてきくうかんおんがく)」とも言えよう。こちらの方がわかりやすいかもしれない。

まぁ、落ち着いて聞いてほしい。初めての日本語が出てきて、

混乱する気持ちは痛いほどわかる。私だって

初めて使ったのだから。

 

具体的に説明すると、

五線譜における音符の「休符」に着目する音楽であると。

あるパートが鳴っている時、あるパートが休符の状態だとする。

この「休符」の部分に着目し、そこに流れる「空気感」を感じる。

それが「ハウス系エレクトロニカ」である、と。

 

例を挙げると「CG」の(1:46)の部分を、よく聴いてみてほしい。

「救急車のサイレンの音」が聴こえる。この時の

「周りの音に与える影響」や、「周囲の空気感」に、

特筆すべき点がある。

 

「救急車のサイレン音」を、ヘッドフォンで聴いてみて欲しい(無ければイヤホンでも良い)

音が「右後ろ」から聴こえてくる気がしないだろうか。

この感覚が非常に大事で、音楽的に優れている点であり、実に「エレクトロニカらしい」と言える点であろう。

この効果によって、音楽的な空間が「立体的」になり、(周囲の)音の「輪郭」がクッキリとシャープに、

まるで「触れる」のではないかという感覚に陥る。

 

「音と音の隙間」、その隙間に漂う「空気感」。

 

要は、音楽的な「空間」を「五線譜」と表し、

その空間的な「隙間」を「休符」と表現した。

そして、それらが醸し出す「空気感」に、ハウス系エレクトロニカ「らしさ」がある。

 

感覚的でフワリとした内容なのは申し訳なく思う。

もっと説明が上手なら、と悔やんでも仕方がない。

 

だが、ぜひこの「音楽的な空気感」を体感してほしく思う。

この特徴は「CG」に限った話ではない。色んなハウス系エレクトロニカに通ずる特徴であろう。

 

エルリ鳥 / スペクトラム

 

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、、、続く。

 
 
 

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