スミスのがむしゃらオンガク。「エレクトロニカ」(第八章)
- 就労継続支援B型 トキヲコエテ

- 9月18日
- 読了時間: 2分
まず、ハウス系エレクトロニカ「CG」における、五線譜的な解釈の特徴は、
「隙間的空間音楽(すきまてきくうかんおんがく)」である。または、
「休符的空間音楽(きゅうふてきくうかんおんがく)」とも言えよう。こちらの方がわかりやすいかもしれない。
まぁ、落ち着いて聞いてほしい。初めての日本語が出てきて、
混乱する気持ちは痛いほどわかる。私だって
初めて使ったのだから。
具体的に説明すると、
五線譜における音符の「休符」に着目する音楽であると。
あるパートが鳴っている時、あるパートが休符の状態だとする。
この「休符」の部分に着目し、そこに流れる「空気感」を感じる。
それが「ハウス系エレクトロニカ」である、と。
例を挙げると「CG」の(1:46~)の部分を、よく聴いてみてほしい。
「救急車のサイレンの音」が聴こえる。この時の
「周りの音に与える影響」や、「周囲の空気感」に、
特筆すべき点がある。
「救急車のサイレン音」を、ヘッドフォンで聴いてみて欲しい(無ければイヤホンでも良い)。
音が「右後ろ」から聴こえてくる気がしないだろうか。
この感覚が非常に大事で、音楽的に優れている点であり、実に「エレクトロニカらしい」と言える点であろう。
この効果によって、音楽的な空間が「立体的」になり、(周囲の)音の「輪郭」がクッキリとシャープに、
まるで「触れる」のではないかという感覚に陥る。
「音と音の隙間」、その隙間に漂う「空気感」。
要は、音楽的な「空間」を「五線譜」と表し、
その空間的な「隙間」を「休符」と表現した。
そして、それらが醸し出す「空気感」に、ハウス系エレクトロニカ「らしさ」がある。
感覚的でフワリとした内容なのは申し訳なく思う。
もっと説明が上手なら、と悔やんでも仕方がない。
だが、ぜひこの「音楽的な空気感」を体感してほしく思う。
この特徴は「CG」に限った話ではない。色んなハウス系エレクトロニカに通ずる特徴であろう。
エルリ鳥 / スペクトラム

、、、続く。






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