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スミスのがむしゃらオンガク。「エレクトロニカ」(第九章)

では、次に「アンビエント系エレクトロニカ」の特徴、ひいては

lost nirvana」の、「五線譜(空間)における特徴」を、

紐解いていく。

 

ここまで説明が出来ている状態なら、あとは楽チンチンである。

アンビエント系エレクトロニカの五線譜における特徴は

「全音符的空間音楽(ぜんおんぷてきくうかんおんがく)」である。

さすがにもう、このまどろっこしい言い方にも驚かなくなったであろう。

それに、こちらは、何となく意味も掴めそうな感じではある。

 

「全音符」の意味さえ分かれば、自ずと正体が露わになると思う。

全音符とは、音の長さを表す音符で、4拍子の場合、小節の4拍全てを埋める音符である。

このことを「空間」に当てはめると、音が空間を「覆う」状態を示唆する。

 

lost nirvana」を例に見てみよう。

曲が始まってすぐ「フワァ~ン」とした音が鳴り

音が空間を覆い尽くすのがわかると思う。

 

この音の正体は「パッド」と呼ばれるシンセ(電子音)で、

「隙間を埋める」という特性を持つ。

非常に「息の長い」楽器で、「休符」を持たない(必要がない)楽器と言える。

 

この楽器を多用しているのが「lost nirvana」であり、

アンビエント系全般に言えることが、「空間を埋める音楽」であること。

 

このことを先のハウス系エレクトロニカにおける「隙間的空間音楽」と比較すると、

「逆」なのである。隙間(休符)が「無い」のだ。

 

、、、続く。

 
 
 

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