スミスのがむしゃらオンガク。「エレクトロニカ」(第九章)
- 就労継続支援B型 トキヲコエテ

- 9月18日
- 読了時間: 2分
では、次に「アンビエント系エレクトロニカ」の特徴、ひいては
「lost nirvana」の、「五線譜(空間)における特徴」を、
紐解いていく。
ここまで説明が出来ている状態なら、あとは楽チンチンである。
アンビエント系エレクトロニカの五線譜における特徴は
「全音符的空間音楽(ぜんおんぷてきくうかんおんがく)」である。
さすがにもう、このまどろっこしい言い方にも驚かなくなったであろう。
それに、こちらは、何となく意味も掴めそうな感じではある。
「全音符」の意味さえ分かれば、自ずと正体が露わになると思う。
全音符とは、音の長さを表す音符で、4拍子の場合、小節の4拍全てを埋める音符である。
このことを「空間」に当てはめると、音が空間を「覆う」状態を示唆する。
「lost nirvana」を例に見てみよう。
曲が始まってすぐ「フワァ~ン」とした音が鳴り
音が空間を覆い尽くすのがわかると思う。
この音の正体は「パッド」と呼ばれるシンセ(電子音)で、
「隙間を埋める」という特性を持つ。
非常に「息の長い」楽器で、「休符」を持たない(必要がない)楽器と言える。
この楽器を多用しているのが「lost nirvana」であり、
アンビエント系全般に言えることが、「空間を埋める音楽」であること。
このことを先のハウス系エレクトロニカにおける「隙間的空間音楽」と比較すると、
「逆」なのである。隙間(休符)が「無い」のだ。
、、、続く。






コメント